「Q-10 signature」はアワードウィナーケーブル「Q-10」のアップバージョンであり、DH Labs社が自信に満ちてリリースした同社の代表的スピーカーケーブルです。
米国でこの製品を成功作「T-14」の発展形と捉える評論家や編集者が少なくないように、
「Q-10 signature」は「T-14」の持つ音楽性を幾分も失わずに維持した上で、更なる精度向上を目指したような観のある製品です。
D. Hovsepianをはじめとする開発スタッフがT-14以上の情熱をもってこのQ-10 signatureに取り組んだことは明らかで、
結果的にあらゆる音響的課題が解決されてしまったかのような完成度の高さを見せる製品になっているのです。
さて「Q-10 signature」がどのようにしてこれ程魅力ある音質を獲得したのかということに興味が尽きません。
開発スタッフはまず導体の純度向上から取り組みました。
「Q-10 signature」に投入されたクリスタル銅は極めて高純度なもので100万分の7以下の酸素しか含まれないとのこと。
厳しい公差基準に従い表面を滑らかに磨き上げられた高純度クリスタル銅は、2本の12G導体と2本の14G導体の組み合わせ(結果的に10G同等)というユニークな4導体螺旋配列を採って磁力を制御します。
特にDHラボ社がこだわりを見せる誘電体に、ここでは極めて純粋なPTFE(テフロン)の押し出し材を採用して、
伝送中の誘電損失、変質などから強力に防護。更に収縮力の強いラッピング、そしてきつく編み上げられたジャケットによって強化された厚く高密度のアウターなどが、徹底的なレゾナンス最適化を実現しているのです。
これら設計上のこだわりと工夫はQ-10 signatureの再生音に見事に反映します。
このケーブルを使うや、潜んでいたノイズ、混濁、滲み、雑味などがすっきりと取り払われ、音響上まれに見るピュリティーを獲得します。
とりわけ中心となる直接音は今迄とまったく異なる豊かな実在感を帯び始め、
2次元的存在であったアーティストが3次元的に立ち上がり、聴き手の方に進み出て、じつに表情豊かに歌い始めるのです。
このことを体感した方は「Q-10 signature」をスピーカーから外すことが出来なくなるのではないでしょうか。
低音は「T-14」のときより一層深まり、中音域と高音域をどっしりと支えます。
エネルギーバランスはとても安定感があって心地よく、リスナーに充足を与え、リスニングを楽しくすることでしょう。
とかく重箱の隅をつつくような聴き方をしがちなオーディオファイルも、
いつしか聴いている音楽そのものの豊かな世界に引き込まれ、ときを忘れていくのです。
( 「オーディオアクセサリー銘機賞2013、同2016、同2019、同2020 」受賞、「Home Technology eMagazine」Recommend、「6 Moons Audio」Recommend、「AudioXpress」Recommend)
■11.0mm Diameter、Silver-coated Crystal-Copper conductors、Unique Four conductor multiple gauge array (Equates to a robust 10 gauge cable)、 High quality PTFE (Tefron) insulation
アンプ側2端子、SP側4端子が標準仕様となります。
お申込みの際は、アンプ側およびSP側について、ご希望のプラグの種類を備考欄にお書き添え下さい。
標準は純正スペード(SP-10、SP-2W)又は純正バナナ(Z-Plug)ですが、差額の加算によりシルバーシリーズ等上位のプラグもご指定いただけます。
(このページの画像はLock Bananaを使用した例です)
その他特殊な仕様、特殊な長さをご希望の場合も、お気軽にお問合せください。