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切り替え部に搭載されたカーボンファイバー・スプリッターは
ノイズ遮蔽機能に併せて、強力な制震機能を持ちます。
スケルトンジャケットを透して見えているのは、純銀コート
純銅製のノイズ遮蔽用ヘビーブレイドです。
(画像3)
BNCプラグ版です。RCA版同様メタルプロテクター仕様。
純銀プレート純銅導体の大変優れた導電性を持つプラグが
搭載されています。
BNC→BNCの他、BNC→RCAやRCA→BNCに対応します。
(1)はじめに
リベレーションピュア・シリーズに、
待望のデジタルケーブルが登場しました。
「リベレーションピュア・D」です。
シリーズの括りから、
純銀製のデジタルケーブルであることはいうまでもありません。
システムの最上流に位置するデジタルケーブル。
この位置で音源の情報を失うことは許されません。
一旦失われた情報が下流で復活することはないからです。
その意味でも、
リベレーションピュアというハイエンドラインに置かれた
デジタルケーブルへの期待は高まります。
そして「リベレーションピュア・D」は、
その期待を遥かに上回る満足度で応えてくれます。
(2)素材、構造およびノイズ遮蔽
「リベレーションピュア・D」に投入された導体は、
極めて高純度の純銀単線です。
DH Labsが米国産に限定して調達する、
最高品質の純銀Hi-Fine Silverから造られ、
ここではリッツ線理論に則って細分化して投入されます。
表皮効果、インダクタンスなどを回避し、
明瞭性、透明性、静寂性などを極める意図によるのです。
誘電体はTeflonを超えるハイスペックのAir Matrix。
物質中最高値となる誘電率(1.4)により、
信号伝送中の誘電損や音の変質を確実に回避します。
リベレーションシリーズの理念通り、
導体および誘電体に望みうる最良の素材が選別されています。
デジタル機器に直接接続されるケーブルにおいて、
特に周到な施作が要求されるのはノイズ遮蔽です。
「リベレーションピュア・D(RCA)」では、
ジオメトリーとして4芯ブレイドが組まれます。
強力に磁気結合および誘導ノイズを排除し、
同時に周囲への放射をシャットアウトするのです。
さらに純銀の投入された高価なノイズ遮蔽用ヘビーブレイドが
投入され、
そしてもう一種、ファブリックシールドが施されています。
つまり、静電ノイズ、電磁ノイズの両面に亘って、
鉄壁の「三重ノイズ遮蔽」が施されているのです。
終段には純正75ΩのRCA Connector(又はBNC Connector)
が搭載されています。
高導電率の純銅接点、そして耐久性を鑑みた純金鍍金という、
安定の高信頼性コネクターです。
この製品では特別なメタルプロテクター強化版が投入され、
強度を高めるとともに、強力なレゾナンス抑制を果たして
音質向上に貢献しています。
(3)「リベレーションピュア・D」の音質
ノイズレベルと空間性
厳重な三重ノイズ遮蔽により、
ノイズレベルが異常なほど低いことに驚かされます。
ヴェールが確実に一枚、いや二枚以上剥がされた印象。
完璧な無音空間に、楽音がくっきりと浮かび上がるのです。
試みに音量を少しずつ上げていっても、
楽音だけが強まり、背景ノイズは聴こえてきません。
これは言わばオーディオケーブルの理想なのですが、
ここまでそのことを実現させた製品も稀ではないでしょうか。
サウンドステージの空間性が明らかに広がります。
突然トンネルを抜け出したような印象です。
目の前に広がる透明で開放的な空間は、聴き手を感動させます。
特にライブ録音や、フルオーケストラ再生において、
臨場感やリアル感が格段に増し加わります。
低音再生
重低音の迫力が圧倒的です!
リベレーションシリーズの全製品に共通しますが、
低音域が一気に深く沈み、
重量感、実体感を伴って前方に進み出てきます。
リスナーはライブさながらの興奮を呼び覚まされるでしょう。
しかもこの帯域に生じがちな膨張感、混濁感がないため、
低音域にあっても明瞭な分離感が支配しています。
高音再生
高音域は精密で、解像力に優れ、
アキュレートさを極めています。
目が覚めるほど鮮やかな色彩感を聴かせます。
一方、耳を攻撃する不快な刺激音などは発生しません。
リベレーションピュア・Dの色彩豊かな音調は
この洗練された高音域に負うところが大きいのです。
もしもリスニングに生演奏の感動を求めるなら、
また、アーティストの心象にまで迫りたいと願うなら、
高音域の再生能力は決定的に重要になります。
たとえばジャズヴォーカルのヴィブラート、、
音節の消え際にまで残された情感、、、
そこにある深い内面的表現を受け取るためには、
卓越した高音再生能力の助けが必要になります。
いうまでもなく肉声そのものはミッドレンジにありますが、
それに添えられる繊細な質感やニュアンスの閃きが、
高音域内に潜んでいるからです。
そういった高次の再生を実現させることも、
純銀導体のアドバンテージのひとつではないでしょうか。
ミッドレンジ
試聴において最も印象的だったのはミッドレンジの存在感です。
(これはDHラボの全製品に共通する特長ともいえます)
ヴォーカルやソロ楽器の実在感、生々しさに圧倒されます。
太く、温度感があり、重量感があり、
明らかに聴き手の方に向かって数歩前に進み出てくるのです。
同様に印象的なのは、
前後の定位(位相)やレイヤーの再現の正確さです。
普通中音域では、前後・上下の分離を聴きとることが困難で、
それらはみな混然となってしまうことが珍しくありません。
「リベレーションピュア・D」による再生では、
あらゆる奏者(楽器群)の位置は整然と示され、
さらに各々の奏者(楽器群)がじつに正確な音量バランス、
つまり正確な強弱差をもって描き分けられます。
そのため、目を閉じてフルオーケストラを聴いていると、
まるで演奏会場にいるような臨場感を体験するのです。
(4)おわりに
今回「リベレーションピュア・D」に触れて痛感したこと、
それはシステム最上流に配置されるケーブルの重要性でした。
実際デジタルケーブル1本のもたらす変化量は計り知れません。
今まで聴こえなかった情報が聴こえ始め、
モノトーンだった音調に鮮やかな色彩が与えられ、
感じたことのなかった深い情感が感じ取れるようになる、、、
「リベレーションピュア・D」が、
システムにそうした劇的変化をもたらすアイテムであることは
疑いようがありません。
■ 23AG高純度純銀導体、4芯ブレイド構造、純銀コート純銅製ヘビーブレイド及びファブリックシールドを加えた三重ノイズ遮蔽、高ノイズ遮蔽性カーボンファイバースプリッタ搭載、非磁性高ノイズ遮蔽性アルミ合金製制震マトリックス搭載、EPDM制震、ドイツ製ファブリック静音材(静音dB:欧州Class A評価)、DH Labs:75Ω RCA Connector (or 75ΩBNC Connector)Metal Protector version、ETI製5.0%銀半田によるターミネーション■1.0m
※ BNC版のご注文も可能です。価格はRCA版と同じです。
(BNC→BNC、BNC→RCA、RCA→BNC等ご注文可能です)
※1m以上、0.5m単位で長さの特注が可能です。価格、納期などお気軽にお訊ねください。
※リベレーションピュア・Dは納期に1週間前後みておいてください。
(具体的にはお訊ねください)