ホームスピーカーケーブル(完成品)Q-10 signature 3m pair (Single)
商品詳細

Q-10 signature 3m pair (Single)

販売価格: 99,990円(税込)
希望小売価格: 111,100円
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(1)Q-10 signatureの導体 

 

オーディオケーブルに使用される「純銅」には、 

いくつかのランクがあることをご存知と思います。 

信頼のおけるメーカー品であれば、 

当然のように高品位な無酸素銅が使われています。 

また近年、より精度を高めた「OHNO連続鋳造銅」が開発され、 

この導体もよく使用されています。 

一般的な銅線は1500粒子(/ft)程度ですが、 

「OHNO」では70粒子(/ft)にまで純度が高められています。 

 

Q-10 signatureに使用されている純銅は、 

「OHNO」より高純度の「OFHCC連続結晶長粒銅」です。 

これは極めて精度の高い40粒子(/ft)の純銅で、 

DH Labs社はこの高純度銅の安定品質及び安定供給を得るために、 

すべて米国内に限定して調達しているのです。 

OFHCC導体は、不純物を徹底排除した結果、 

超低抵抗、超低静電容量、超低インダクタンス、単一方向性、 

高速伝送性というたいへん優れた特性を持っています。 

 

この高純度銅は純銀によって表面を厚くコーティングされます。 

伝送される信号の走路は導体表面側であるため、 

金属中最高の低抵抗値、高導電率を持つ純銀によって 

導体表面を覆うことは、信号伝送上たいへん有益な方法なのです。 

 

ここで使用される純銀についても触れてみましょう。 

オーディオケーブルに用いられる純銀のうち、 

特に純度の高い純銀はSterling-silverとFine-silverです。 

DHラボでは、リベレーション・シリーズに用いられる純銀導体は勿論、 

コーティング用の純銀に至るまで、全ての製品において、 

より高純度の「HIGH-FINE SILVER」を米国内調達しています。 

最高純度の純銀がカスタムオーダーによって確保されているのです。 

この純銀導体表面は、専有技術によってミクロレベルまで研磨され、 

純銀という取り扱いの難しい貴金属の特性を総合的に整えます。 

これには固有のキャラクターや眩しさを解消する効果も含まれ、 

DHラボの純銀線にはクセや眩しさがないと言われる所以なのです。

 

 

(2)誘電体 

 

こうして整えられた導体は、カスタムオーダーされた 

特別なPTFE誘電体によって被覆されます。 

どのように優れた導体が用いられても、適切な誘電体が使用されなければ、 

誘電損失が発生し、導体を伝わる情報は大幅に失われたり、 

変質してしまったりするのです。 

 

近年ケーブルにおける誘電体の役割が重視されるようになったことは、 

たいへん喜ばしいことです。 

DHラボ創設者ダレン・ホヴセピアンが、 

誘電体の持つ誘電率がケーブルの音質に与える影響に着目し、 

「AirMatrix誘電体(誘電率1.4)」の開発に着手したのは、 

彼がまだ電気大学の学生の頃だったといいます。 

その当時は専門書にさえ、誘電体が音質に与える影響は不明と 

書かれていたといいますから、まさに隔世の感があります。 

 

閑話休題、DHラボのケーブルが音響スタジオ現場で使用されるほど 

高い信頼を得ている理由の一つに、こうした誘電体への拘りがあります。 

つまり、優れた導体に、優れた誘電体を合わせたとき、 

初めて原音に忠実な高信頼性ケーブルは実現するのです。

 

 

(3)構造またはジオメトリー 

 

Q-10 signatureは、4芯からなる、 

ユニークな「Multiple gauge array」という構造を持っています。 

これは、12AG x 2芯、14AG x 2芯を投入して、 

10AG x 2芯相当の太さとしつつも、 

表皮効果によるインダクタンスを回避し、 

なおかつ異なる太さの2芯ずつに分割してスパイラルすることによって、 

電磁誘導ノイズの発生および伝播を強力に抑制するのです。 

設計者ダレン・ホヴセピアンの長年の研鑽の賜物であることは 

間違いないところですが、 

それと同時に、このような先進設計を閃かせる彼の天賦の才に 

敬意を払わずにいられません。 

Q-10 signatureは、このユニークな設計によって、 

10AG x 2芯同等の極太導体による強力な導電力、情報量を持ちながら、 

同時に電磁ノイズの制御された静寂性、明瞭性を実現させるという、

 稀少なオーディオケーブルになっているのです。 

 

 

(4)Q-10 signatureの音質 

 

これら設計上のこだわりと配慮はQ-10 signatureの再生音に 

見事に反映しています。 

今まで潜んでいたノイズ、混濁、滲み、雑味などが取り払われ、 

音響上まれに見るピュリティーを実現させます。 

一聴してわかる重低音の深みと量感、ワイドレンジ、正確な定位、 

広大な音場など、Q-10 signatureのもたらす音質向上は少なくありません。

とりわけ顕著なのは、音像の立体感、そしてリアルな温度感や肉声感です。 

このケーブルを導入するや、 

中心となる直接音が今迄とまったく異なる実在感を帯び始め、 

二次元的であったアーティストが三次元的に立ち上がり、 

リスナーの方に進み出て、じつに表情豊かに歌い始めるのです。 

このことを体感した方はQ-10 signatureをスピーカーから 

外すことが出来なくなるのではないでしょうか。 

これこそ、DHラボが歳月と労力を惜しまず注ぎ込んだ、 

このケーブルへの取り組みの成果なのです。 

こうして、とかく重箱の隅をつつくような聴き方をしがちな 

我々オーディオファイルも、 

いつしか聴いている音楽そのものの豊かな世界に引き込まれ、 

ときを忘れていくのです。 

(「オーディオアクセサリー銘機賞2013」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2016」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2019」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2020」受賞、「Stereophile」Recommend、「6 Moons Audio」Recommend、「Home Technology eMagazine」Recommend、「AudioXpress」Recommend) 

 

■11.0mm Diameter、Silver-coated Crystal-Copper conductors(Highest Grade OFHCC Continuous Crystal Long Grain Copper)、Unique Four conductor multiple gauge array (Equates to a robust 10 gauge cable)、 High quality PTFE (Teflon) insulation 

  

画像はGold Lock Bananaよる端末処理の一例です。

標準仕様は、Z-Banana、SP-10 Spade(Yラグ)ですが、差額の加算によって「プラグ、その他」カテゴリのすべてのプラグをお選びいただけます。 

 

バイワイヤ仕様(完成品)は「スピーカーケーブル(完成品)」カテゴリーをご覧ください。とりわけ大幅な音質向上の見込める「Q10 signature DT-Bi-wire」または「Q-10エクストPremium」もご参照下さい。

 

 

 

 

 

 

Appendance

オーディオアクセサリー銘機賞2013受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2016受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2019受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2020受賞






<ご参考>


私はDH LabsのQ-10 sigature及びAir Matrixを組合せ、

自分のメインシステム及び多種の器材で使った。

Wilson Audio WATT/Puppy 6 Speaker、

Lamm ML2とAudio ResearchのモノラルアンプVTM200二台、

Lamm L2とAudio Research Reference 2 Mk IIのラインプリ、

そしてMark LevinsonのNo.383、Bel Canto DAC1.1、

Mark Levinson No.39 CDプレーヤーその他だ。


Q-10はその驚嘆すべき凄さを、

わけても低音再生において発揮した。

それはWilson AudioのWATT/Puppy6の重低音を唸らせるに充分で、

私が近々寄稿する予定の非常に高価なT社製スピーカーケーブル

(2.5m 1,000,000円超)との比較においてさえ

低音の改善を確認させたのだ。

Harry Connickの "Joe Slam and the Spaceship" によるテストでは、

オープニングのベースギターのような低音は

Q-10で驚くほどの深さと重さを響かせた。


私は確認のためQ-10とAIRMATRIXを組み合わせ、

持っていた他社製品とも比較してみた。

Nordostは互角に試合をしてくれた。

インターコネクトとSPケーブルを合わせて試聴する場合

正確に認識することが容易ではないとはいえ、

Nordostは響き方においてDH Labsと似ているようにも聴こえた。


Q-10はもっと高額であり得るスピーカーケーブルだ。

外装を加えるなどして高い値を付けることも出来ただろう。

そしてまたその方が、ケーブルに大枚を払いたい一部のファンの

関心を引いたのかも知れない。

けれどHovsepianは既存のものより優れた内容の製品を造り、

公正な値を付けて、

あなたの耳で聴いて確認させたいのだ。


それ自身ほとんど性質を持たないように見えるケーブル、、

その価値を正しく評価できるような音楽ファンで、

お金の使い方に注意を払える人なら、

そうした人たちのために、この製品はある。

出来ればブラインドテストで良く聴いて、

Q-10の驚きを受け入れてもらいたい。


マーク・マイケルソン氏評より抜粋(Soundstage)



Q-10 signature 3m pair (Single)

販売価格: 99,990円(税込)
希望小売価格: 111,100円
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